新築住宅などで気分が悪くなること
新築・改築がきっかけで、住人に健康被害が出ることを言う。目がチカチカする、頭痛、吐き気、疲労感、呼吸器障害、鼻炎、アトピー性皮膚炎の悪化、ぜんそく発作などの症状があり、患者数は100万人以上との推定もある。
化学物質への過敏性は個人差があり、必ずしも家族全員に被害が出るとは限らない。女性・幼児など、抵抗力の弱い人ほどシックハウスの症状が出やすいということである。
塗料用溶剤、防カビ剤、防虫剤など、新築住宅には多量の石油化学製品が使用されている。それらの製品からホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなどの「揮発性有機化合物」が発生して人体に多量に吸収され、一種のアレルギー反応を起こすことが原因と考えられる。
症状が進むと、わずかな量の化学物質にも体が過敏に反応するようになり「化学物質過敏症」という状態になる。
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高気密・高断熱の家では化学物質がこもりやすく、シックハウスの危険性も高くなる。対策としては、室内の化学物質濃度を下げるため、入居前後の換気を充分に行うことが必要である。
厚生省作成のガイドラインによると、ホルムアルデヒドは1立方メートルあたり0.1mg(0.08ppm)が基準値である。ただ同ガイドラインは住宅メーカーの自主規制にまかせるもので、破った場合の罰則などはない。被害者団体などからはシックハウスに対する法的規制を求める運動が起こっている。